2021年10月15日金曜日

おもちゃ開発 with 森高校 2021⑥

10月15日 11:50-12:40

前回の授業の後、高校生たちで話し合い、それぞれのアイデアの課題を踏まえて再調整した案が実デザインチームに届けられました。これをもとに、デザインチームで再解釈を加えて試作品を作りました。今日はこれをもとに高校生と実デザインチーム(今日は全員オンライン)が打ち合わせをしました。
試作品で実際に遊んでもらい、デザインチームが試作に込めた思いや工夫を受け取ってもらい、自分たちでこのあと何ができるかを考えてもらうという流れで授業は進みました。


デザインチームからの質問や確認事項に生徒たちが答える形で、 大きさ、機能、安全性等について固めていきました。

今回の議論の内容を踏まえて、今後はチームごとにやり取りをしながら本番のおもちゃ制作に取り掛かります。

2021年10月14日木曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(2021/10/14)

最終プレゼンテーション@武蔵美(市ヶ谷キャンパス)

今日は地域実践プロジェクトの、本当の最後のプレゼンテーションの日です。
武蔵野美術大学クリエイティブインーベーション学科の授業として、全ての産学プロジェクトが合同で発表会を行いました。18時スタート!

20:18から、14分間が北海道森町プロジェクトチームのプレゼンテーションです。森町のサポートチームはオンラインで参加し、武蔵美森町プロジェクトチームの発表を見守りました。
なんと、彼女たちの発表は、森町での最終プレゼンテーションからバージョンアップされ、より説得力の高いものになっていました。そして、プレゼンテーションの最後に示された、森町での彼女たちの居場所のイメージに、森町のサポートメンバーも胸を打たれました。

森町での経験をとても大事に思ってくれていることに、感謝です。

2021年10月10日日曜日

おもちゃ開発 with 森高校 2021⑤

ホールイン(年長作品)、アニマルホッケー(年少作品)について、実デザインチームのくらcraの鳥倉さんが、次回の授業に向けて試作を進めてくれました。


「ホールイン」は生徒たちのアイデアを進化させて、遊び方に楽しみの要素を振ってみました。持ち手を追加して協力して遊べるようにしています。


「アニマルホッケー」は前回の打ち合わせで出たアイデアを実際に形にしています。

さて、高校生たちはこれらを受けて、さらにアイデアを深化させてくれるでしょうか?

2021年10月9日土曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(第4週)

やまけんレポート「最終週(開放)」

 この週は本当にみんなあっちゃこっちゃで作業していて、僕自身も把握できていないほどいろいろなところに居ました。
町長に向けての最終発表の準備、作品制作、プレゼン資料の制作、動画の撮影、取材に行くなど、 かなりヘトヘトな感じ。学生たちも、結構ピリピリしていた雰囲気のため怖かったのですが、めげずに話しかけにいきました 🥺

そんな中、迎えた発表当日。 学生たちは不安そうな、少し緊張した固そうな表情でした。
 僕も緊張と不安でいっぱいだったのですが、始まった途端そんな気持ちも吹き飛びます。
「1ヶ月でここまでいくのか」と。
つい先月まで森町を全く知らなかった学生たちが、ここまで自分の将来(進路)と森町という地域を見つめ直し、対話し、重ね合わせて、こんなに堂々と話しているなんて、正直、ビビりました。
楽しかった、大変だった、辛かった、寂しい、たくさんいろんな感情があると思うけれど、最後の清々しい表情の学生たち。「ココに来てよかった」と言わんばかりの顔をしていて、それが一番嬉しかったです。何よりも良かったと思えます。 どういう感情を各々が持っていたか、根っこの部分はわかりません。 でも、「ココ(森町)に来て良かった。ココの人たちと出会えたことは自分にとっての財産である」と感じたはず。 そのくらい衝撃のある1ヶ月だったと思います。
僕は学生のみんなより、2年半早く森町へ移住し、実際に暮らしています。 みんなと同じ課題を常に挑んでいます。一番みんなの近くにいたので実感あったかわかりませんが、僕はみんなと同じ課題を毎日、実践し、改善し、暮らしています。そんな僕にとっても武蔵野美術大学の学生のみんなとの出会いはとても刺激的で、楽しかったです。

そして、学生たちが森町を離れる日がやってきました。
学生たちと森町若手チームで、寄り道しながら味わいつつ、函館空港までの移動を楽しみました。

最後にこの実習携わった全ての関係者の皆さま誠に感謝申し上げます。 本当に刺激的で、日常でありながらどこか非日常な1ヶ月間楽しかったです、ありがとうございます。
長々とたくさんの投稿しちゃったけど、それくらい濃かった!🥰
また遊びにきてね🦌🦌🦌

 (文責:山本賢治)

2021年10月8日金曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(2021/10/08)

・最終発表会

ついにこの日(10/08)が来ました。
武蔵美学生たちの森町での活動の実質的最終日。最終発表会が行われました。

13:00-15:00 会場:森町役場 2階会議室

今日は森町の岡嶋町長も参加し、最前列で学生たちのプレゼンテーションを受け止めました。
メンバー全員による、自分たちの5年後の森町生活を予感させる動画から始まり、メンバー一人ひとりから自分が5年後の森町で何をしていたいかを発表しました。
「農家に弟子入りします」「宿泊施設を運営します」「自分を見つめるカフェを作ります」「インスタレーション作品を展示します」「ファブラボを開設します」「森町に住む特定の誰かに向けてデザインします」と、それぞれが悩んだ末の本音をもとに導き出した未来の自分の姿を呈示してくれました。

発表の最後は歌で締めくくられ、森町への思いを全力で会場の人々にぶつけてくれました。
これらの提案に応えるため、今後、森町も動かざるを得ません。町長もその覚悟を示して、発表会は幕を閉じました。

・トークイベント開催

最終発表会終了後は、「創造力を育む学びと地域価値創造 −北海道森町と武蔵野美術大学の産官学プロジェクト−」というテーマで、オンラインイベントが開催されました。
イベントでは、森町町長(岡嶋康輔氏)と武蔵野美術大学学長(長澤忠徳氏)、そして若杉教授(若杉浩一:武蔵野美術大学 造形構想学部教授)が、これからの時代における創造力を育む学びと地域価値創造について、プロジェクトを通して見えてきたこと含めて鼎談しました。
対談の中でも、学生たちの森町での活動と成果が話題にのぼり、その成果が讃えられました。

さて、学生たちの森町での冒険は一旦ここで終了です。しかしこの後、大学に戻ってからの最終成果報告会が待っています。今回の成果を、自信をもって発表してきてください。
(文責:原田泰)

2021年10月3日日曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(第3週)

やまけんレポート「第3週(慣れ)」

後半戦スタートということで始まった第3週目。
学生たちの呼び方が「やまけんさん〜😊」から「おい、やまけん👊」に変わってきました🥺
頼られている、ということにしておきます。

学生たちは、さらに個人課題(※)を深めるため、各々色々な場所へ出かけました。
※個人課題-「5年後の森町での暮らし」を考えてみよう。
濁川地区の農家さんのところや、移住したパン屋さん、電車に乗って長万部〜函館まで行ってみる、などなど。

そんな日々の合間にも息抜きは忘れません。
森町の象徴である「駒ヶ岳」にもしっかり登ってきました。
果たして登山は息抜きなのだろうか、とも思いましたが杞憂でした。
登りたいから登るんです。そこに山があるから登るんです☺️
曇っていましたが、頂上からは綺麗に大沼湖畔が見ることができました。

そしてこの週あたりから慣れを感じてきたためか、学生さんから相談(ちょっと不満気味)が多くなりました。ご飯何時にするんですか?お昼まだですか?ここに連れて行って欲しい。今日はまだ作業したいから帰らない、など。
限られた時間なので、「1分でも無駄にはできない」と。 この気持ちは、すごくわかかります。追い込みしたくなる状況。僕もそうだったので・・・。ただ、1人の24時間ではなく、6人それぞれの24時間を考える必要がありますし、何よりも休息も重要な時間なので・・・。 全体のバランスや学生みなさんの健康は崩せないので、心を鬼にして、「それはできない」と断る場面も少々ありました。
メンターの役割って難しいなあと、ここで初めて気づきました(笑)
今までは学生のサポートっていうイメージが強かったのですが、全体進行の些細な調整なども含まれてるんだ!と。 至らぬ点が多くて、グダグダな調整やワタワタしてる忙しないメンターになってしまいました😂
でもこれも経験ですし、いい勉強になりますし、いい刺激になったと思っています。

こんな平日でしたが、土日はゆったりバーベキューをしました。
自分たちで釣った魚を食べたり、森町の食材を堪能したり、講師や地域の方とさらに交流を深めたり。
僕自身もどうなるのか不安で不安で、どうしよう!?と、わたわたしてた第3週でした。
この週はみんな落ち込み気味で、若干迷走しかけてる学生もいました。
しかし、 泣いても笑っても帰るまであと7日。

(文責:山本賢治)