2021年9月26日日曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(第2週)

やまけんレポート「第2週(苦悩)」

楽しかった1週間が終わり、個人課題(※)へ向けて準備開始。
※個人課題-「5年後の森町での暮らし」を考えてみよう。
ここからはそれぞれが主体的に、自分の興味を深めたり地域の価値との出会いの機会を作るために、フィールドワークに出ていくことになりました。

学生たちの直接の指導教員である武蔵野美術大学 若杉教授が森町に来る日(9/24)までに、ある程度方向性を決めなくては!という想いがあったんでしょうか。 自身の将来(進路)への不安や自分のやりたいことに疑問を持ち、考え、悩み、自分がわかんなくなる日々の始まりです🥺
中間発表前日には、髙田さんも応援に駆けつけ、学生たちと個別に対話しながらアドバイスをしてくれました。それでもなかなか方向性が固まらず、夜遅くまで追い込んでいた姿はよく覚えています。

そして迎えた中間報告会(09/25)。
初めて聞く、学生の本音や悩み、感動、楽しさなど。自分たちの今の想いを、おもいきって(ひらきなおって)等身大でそのまま伝えることができたんじゃないか、そんな風に感じました。
(文責:山本賢治)

2021年9月25日土曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(2021/09/25)

中間発表会

今日は、武蔵美学生たちから森町に向けての、中間発表プレゼンテーションの日です。
14:00-17:00 会場:森町役場2階 会議室
メンバーそれぞれから、課題1のフィールドワークレポート、課題2の5年後の(森町での)自分の姿、課題3の10年後の森町の姿について、という3つの課題について途中経過を発表してもらいました。

課題1については、COVID-19禍で行動の制約が大きい中、それぞれの世界を見つめる解像度を上げて、面白い発見や体験を報告してくれました。
課題2については、覚悟を決めた(!?)学生もいれば、まだ焦点を絞り切れていない学生もいましたが、みんなが森町の現状を自分ごととして受け止めようと必死に思考を巡らせていることが伝わりました。
課題3については、これからメンバーと話し始めるとのことでしたが、前提となる課題2の内容からも、期待の高まる内容でした。
一人一人の発表のあとに、武蔵野美術大学 若杉教授をはじめ、サポートメンバーがじっくりアドバイスをし、全員の発表が終わったところで全体ディスカッションを行いました。
今回の課題は「自分ごと化」がカギです。これは大人でもなかなか難しく、考えるのは辛いところでしょうが、踏ん張りどころ。それぞれの着眼点は素晴らしかったので、最終提案への期待が高まりました。

後半も、体を動かしながら、じっくり悩む時間も楽しんで、説得力のある成果を呈示してほしいと思います。

2021年9月24日金曜日

おもちゃ開発 with 森高校 2021④

 2021年9月24日  13:15-15-25

今日の授業は、高校生たちと実デザインチームが顔を合わせて、具体的な制作物のイメージを固める時間となりました。

・事前準備

北海道美術デザイン専門学校(美専)チームは今日の打ち合わせのために、先日の高校生たちの企画案をもとに試作を進めてくれています。

・開発の方向性確認と、具体的なかたちの検討

今回の授業はオンラインと他面を併用して進められました。美専チームと、今回特別参加の武蔵美チームはオンラインでの参加です。
授業はまず、高校生たちの提案内容のプレゼンテーションから始まりました。事前に提供された資料についてデザインチームと意識合わせをするためです。
その後、3つのグループに分かれ、具体的な内容の検討に入りました。
ホールイン(年長作品)チームには髙田さん、鈴木さんが付きました。
グラグラドキドキ動物タワー(年中作品)チームは桂さんと山本くん、そして美専の学生たちがサポート。
アニマルホッケー(年少作品)チームは鳥倉さん夫妻と原田がサポートします。
生徒たちの提案が昨年度の作品に引っ張られてしまっていたため、大人チームとしては、一旦そこから離れて、やりたいことの本質を引き出し、今年度ならではのおもちゃができるように、熱心に思いを聞き出し、また熱くアドバイスするよう心がけました。

・今日の成果発表
1時間という短い時間での議論だったので、しっかり結論に至るまではいきませんでしたが、各グループ、具体的な制作に向けての方向性は見えてきました。最後に今日の議論で見えてきた方向性や課題をグループごとに発表して授業は終了です。

自分自身の小さい頃の遊び体験を振り返ったり、実際に幼児たちがどんなふうに遊んでいるかをかんさつできるといいのですが・・・。

2021年9月19日日曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(第1週)

やまけんレポート「第1週(対面)」

森町チーム、山本と佐藤が学生たちを迎えに函館空港に向かいました(9/12)。
空港で待機していると、ワイワイしてる集団を発見。そこで感じた第一印象。
「この子たちなまら元気すぎん?!!人見知りとかしないん!??」
事前学習の時のzoomは全然話してくれなくて、静かだと思っていたので。。。
逆に女子6人に圧倒されて、僕が大人しくなっちゃいました😂
しかも函館も森町もすごい大雨で、どんよりした天気でびしょ濡れになりながらだし。
緊張の中、少しでも溶け込むために自撮りをしてみました。
緊張で表情が固いのが伝わりますね。
若干沈黙気味の車内でおおよそ40分。森町に到着!
森町はいい感じに晴れてて、綺麗な虹が見れました🌈
そして、翌日(9/13)月曜日から実習がスタート。
この1週間は森町の産業などを知ってもらうため、とにかく色々なところを体験見学しました。

有限会社長岡林産

石井木材株式会社

株式会社ハルキ

砂原漁業協同組合

加藤農園

みよい農園

山本農園

etc.・・・たっくさん周りました!

この週のラストはこれからの活動拠点となるラボ(尾白内 多目的施設)の整備もしました!
自分で使う環境や机も自分で作っちゃおう!というノリで自分たちの居場所を各々の力で作りました。

(文責:山本賢治)

2021年9月9日木曜日

おもちゃ開発 with 森高校 2021③

おもちゃ開発に向けて、いよいよデザイン活動が始まりました。
まずは生徒たちが対象とする幼児の世代別に年長、年中、年小のグループに分かれて話し合い、デザイン案がまとまりました。

〇年長作品 ホールイン


〇年中作品  グラグラドキドキ動物タワー

〇年少作品 アニマルホッケー

これらの案を受けて、実デザインチームも動き始めます。

2021年9月7日火曜日

武蔵美×森町 地域実践プロジェクト(2021/09/07)

プロジェクト実施決定ののち、スケージュール調整、活動内容の検討、学生たちの日々の生活についてのケアなど、COVID-19禍の中で本当に実施できるのかという不安も抱えながらも、関係者全員が知恵を絞って準備を進めてきました。
そして今日、ついに、森町での活動を希望する学生たちと、受け入れる森町チームとの顔合わせの日です。

・プロジェクト説明会(zoom)

このイベントは、全ての産学実践プロジェクトの参加学生とホストとなる地域や企業の関係者が集結して、顔合わせとそれぞれのプロジェクトの概要説明をするのが目的です。
森町でのプロジェクトを希望している学生は6名(学部3年生5名、修士1年生1人)。森町側はこの森部のメンバーを中心に、5名が参加しました。学生たちからは、一人ずつ自己紹介と事前に森町について調べたイメージ、そして自分がチャレンジしたいテーマなど、プロジェクトへの意気込みを語ってもらいました。森町メンバーからは自己紹介、森町の紹介、プロジェクトの概要、学生の皆さんへの期待を伝えました。

・課題説明(学生向け説明資料より)

◉活動の概要(森町サイドからの期待)
地元の人々にとっては当たり前すぎて気づかない、森町の魅力をみつけ、味わい、自分ごととして消化し、再構築し、表現し、伝えて欲しいと期待しています。 時間は限られていますが、森町を味わい倒し、地元の人々の心を揺さぶる提案を、残していって欲しいと思います。 森町では「森町地域サポート部会」が中心となって受講生の皆さんの活動を応援していきます。 森町を題材とした課題は、3層構造になっています。

まず、フィールドワーク。森町での日々の生活を記録、記述し、毎日を表現で振り返りながら、自身の経験とその意味づけを行なってください。 二つ目は、個人ワークとして、5年後も自分が森町に住み続けているとしたらどんな生活をしているかを妄想してください。そして三つ目はグループワーク。妄想した自分たちの生活を支えるために未来の森町に必要なサービスやシステムを提案してください。

◉期待している成果物
課題1:フィールドワーク
旅人の視点で、森町での自身の活動を中心に観察を行い、テキスト、スケッチ、写真、映像などで記録する。
成果物:ブックレット、またはウェブ(ブログなど)にパッケージ化されたメデイアとしてまとめる。(絵を描くのが苦手でもぜひスケッチを) 複製可能なメディアとして制作し、原本は製作者が保管する。

課題2:5年後の森ライフ(個人課題)
フィールドワークの内容を踏まえ、5年後の自分が森町でどんな生活をしているかを妄想し、とある1日を模型や映像を用いてプレゼンテーションする。5分程度の動画にまとめ公開する。
成果物:映像(アクティングアウト/ストーリーテリング)3分以内、映像を補足するドキュメント(pdf化して保存、共有/A4冊子型式など)

課題3:10年後の森町(グループワーク)
5年後の自身の姿を元に、さらにその先、10年後の自身の生活を妄想する。その生活を支えているであろうサービスや道具の提案をチームで行う。模型、映像、冊子、ウェブなどを駆使して、10年後の森ライフとそれを支えるデザインを提示する。
成果物:作品(制約なし?)、映像(アクティングアウト/ストーリーテリング)3分以内、ドキュメント(pdf化して保存、共有/A4冊子型式など)

◉活動の視点
林業、林産業とあなたの日常を結びつけてほしい
森町の楽しみ方、味わい方、価値を、実践をと通して示して欲しい
自分ごととして、自分を含めた未来の可能性を呈示して欲しい
身の回りにある素材を駆使して表現して欲しい

・・・というような説明ののち、具体的な活動日程を確認し、関係者の自己紹介をして、このオリエンテーションは終了しました。
9月12日に森町で会いましょう!

〜事前学習の各々の森町イメージまとめ〜
はるちゃん
「森町vlogやりたい、釣り体験したい」
「駅巡りしたい、電車好き、海と駒ヶ岳😍」
うたこ
「一次産業が盛ん!たくさん食べたい!」
ゆのちゃん
「もし、森町に住むならこんな感じ!」
「出逢いがない。。。😢」
あいとん
「みんなの似顔絵描いた!」
「日本の林業はこんな感じ!」
よーちゃん
「森町にある音、東京にない音」
「旅のしおり作ったさ!」
たまちゃん
「教育の重要度ひくない??😡」
「木のためには住まん!」
「意外と栄えてる、道路長くない?」
と、こんな感じで事前学習で既に色々盛り上がっていました。
事前学習のイメージと現場のイメージのギャップがないし、課題の内容もあんまり考えてないので、まだ元気いっぱいです笑

(文責:山本賢治)

※森町チームの参加者
原田泰(公立はこだて未来大学)課題の概要説明
髙田傑(建築家:髙田傑建築都市研究室/森町地域サポート部会委員長)学生への期待
山本賢治(森町地域おこし協力隊)森町の紹介
鈴木正樹(株式会社ハルキ)学生への期待
佐藤司(森町役場)学生への期待